インプラントの寿命が来たらどうする?使用を続けるリスクや再手術の費用

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「最近、インプラントを入れた奥歯が少しぐらつくような気がする」ふとした瞬間に感じる違和感に、「もしかして寿命が来たのかな?」とドキッとしたことはありませんか?
「またあの大掛かりな手術を一からやり直すの?」「高額な費用がもう一度かかるんじゃ…」そんな不安が頭をよぎる方もいるのではないでしょうか。しかし、不具合が出たからといって必ずしも「すべて抜いてゼロから手術」になるわけではありません。早めに対処できた場合、部品の交換や簡単な処置だけで済むケースもあり、負担を最小限に抑えて再び快適に噛めるようになる場合もあります。
そこでこの記事では、インプラントが寿命を迎えたときに現れる具体的なサインと、その後の対処法を解説します。
再手術にかかる費用や、再埋入以外の選択肢もご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

目次

インプラントの寿命が来たらどうするべきか

インプラントは永久的ではなく、適切なケアをしていても10〜15年、あるいは20年程度で寿命を迎えることがあるため、違和感を覚えたら放置せず早急な対応が必要です。
まずは寿命を迎えた可能性がある場合の適切な行動手順や緊急性の高い症状について理解しておきましょう。

  • インプラントの寿命が来たら歯科医院を受診する
  • インプラントの寿命が来た場合に提示される選択肢

ひとつずつ解説します。

インプラントの寿命が来たら歯科医院を受診する

インプラントに寿命やトラブルのサインを感じたら、自己判断で放置せず速やかに歯科医院を受診することが大切です。早期に対応することで、軽度の修理やメンテナンスのみで状態が改善する可能性があります。
たとえば、インプラントの固定が緩んでいるだけであれば、ネジの締め直しや部品交換のみで短期間に解決することもあります。
口腔内のトラブルを防ぐためにも、異常に気づいた時点で早めに歯科医師の診察を受けて対処しましょう。

すぐに受診が必要な緊急性の高い症状

インプラントのぐらつきや強い痛み、歯茎の腫れがある場合は、すぐに受診が必要な緊急性の高い状態です。このような症状は、インプラント周囲炎の進行や内部器具の破損が生じている場合があります。
噛んだときの強い痛みや出血・排膿を放置すると、インプラントが自然脱落することもあります。
耐えがたい違和感や異変を感じた際は、直ちに担当医へ連絡し急患対応を申し出てください。

コラム

インプラント治療の術後は腫れる?腫れの原因やピーク・期間を解説

インプラント術後の腫れは正常な治癒反応ですが、早期回復には薬の服用や冷却、禁煙・禁酒などのセルフケアが重要です。本記事では、術後の腫れの原因やピーク、続く期間を詳しく解説します。過度な心配をせず、正しい知識で術後の経過を乗り切りましょう。

インプラントの寿命が来た場合に提示される選択肢

インプラントの寿命やトラブルが生じた場合、症状の進行度合いに応じていくつかの再治療の選択肢が提示されます。
口や顎の骨の状態に合わせて最適な治療法を選択できるよう、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

  • 人工歯やアバットメントのみ新調する
  • インプラント体を再埋入する
  • 【再手術が難しい場合】入れ歯やブリッジなどに変更する

ひとつずつ解説します。

人工歯やアバットメントのみ新調する

インプラント体自体に問題がなければ、上部の人工歯やアバットメントのみを新調・交換することで治療が完了します。顎骨と結合しているインプラント体が健康であれば、骨を切削するような大掛かりな再手術をおこなう必要はありません。
被せ物の欠損や経年劣化による変色などの場合、人工歯部分を作り直すだけで本来の機能を回復できます。
骨に影響がない段階であれば身体的負担も最小限で済むため、早期発見によるパーツ交換での対処を目指しましょう。

インプラント体を再埋入する

インプラント周囲炎でインプラント体が脱落・ぐらつきを起こした場合は、一度撤去したうえで再埋入する手術が必要です。インプラント体が脱落・ぐらつきを起こしているケースでは、根元のインプラント体が骨から離脱している状態のため、古いインプラント体を残したまま治療を進められません。
そのため、原因となった炎症部位を除去・洗浄し、必要に応じて骨造成治療で骨の厚みを戻してから再度インプラントを埋め込みます。
期間や費用はかかりますが、再びインプラントでしっかり噛む力を取り戻すための効果的な手段です。

【再手術が難しい場合】入れ歯やブリッジなどに変更する

顎の骨が著しく減っている場合や身体的負担が大きい場合は、入れ歯やブリッジなど別の治療法へ変更する場合もあります。
骨や全身の健康状態によっては、インプラント体を安定して再埋入することが技術的に困難なこともあります。とくに高齢の方や持病をお持ちの方には、外科手術をともなわない入れ歯や隣の歯を活用するブリッジが安全な選択肢となることも。
再手術のリスクが高いケースでは無理をせず、担当医と相談のうえ最適な補綴治療を選択する判断も必要です。

インプラントの寿命が来た際の費用と保証

インプラントの寿命や再治療には費用がかかりますが、保証制度の活用や税金の控除などで自己負担を軽減できる場合があります。
以下では、インプラントに寿命が来た際にかかる再手術の費用や保証を紹介します。

  • 歯科医院やメーカーの保証制度が使えるか確認する
  • インプラントの寿命が来た際の再手術費用

ひとつずつ見ていきましょう。

歯科医院やメーカーの保証制度が使えるか確認する

インプラントのトラブルが発生した際は、まず歯科医院やメーカーの保証制度が適用できるか確認してください。多くのクリニックでは数年から10年程度の保証期間を設けており、費用負担なく再治療を受けられる場合があります。
定期検診に通っている等の条件を満たしていれば、保証によって無償または一部負担のみで修理や再埋入が可能です。
再手術の費用を全額負担する前に、手元の保証書の内容や規約の条件をしっかりチェックしておきましょう。

インプラントの寿命が来た際の再手術費用

保証期間が過ぎている場合の再手術費用は原則として全額自己負担となり、初回と同等かそれ以上の費用が必要です。インプラント治療は基本的に自由診療であり、再手術の際も同様の診療体制が適用されます。
とくにインプラント体の撤去費用や、骨を増やすための骨造成手術を追加でおこなう場合は、初回治療費よりも高額になることがあります。
費用面での思わぬ出費を防ぐためにも、事前に治療計画と具体的な見積もりを提示してもらい慎重に検討しましょう。

インプラントの再手術に健康保険は適用される?

インプラントの再手術は原則として自由診療ですが、極めて限定的な条件を満たす場合に限り健康保険が適用されます。公的健康保険が適用されるのは、病気や事故などによって広範囲の顎骨を失った特別なケースです。
一般的な加齢やケア不足によるインプラント周囲炎が原因の再手術では、公的保険の対象には認められません。大半の再手術費用は全額自己負担となるため、保険適用を過度に期待せず自由診療前提で準備を進めましょう。

コラム

インプラントは保険適用される?適用外の理由や保険適用されるケースまで解説

インプラント治療は原則として自由診療となり、保険適用となるのは事故や病気で顎の骨が広範囲に欠損した場合や、先天的な疾患など特定の条件を満たすケースのみです。本記事では、インプラントは保険適用されるのか、適用外の理由や保険適用されるケースを解説します。

インプラントの再手術で医療費控除は利用できる?

自費診療となるインプラントの再手術であっても、確定申告をおこなうことで医療費控除の利用が可能です。歯の噛み合わせや機能を回復させる目的の治療であれば、税法上の医療費控除の対象項目として認められます。
再手術代金はもちろん、治療に必要な検査費用や通院にかかった交通費も合算して申告できます。
所得税の還付や住民税の軽減につながるため、領収書を大切に保管し忘れずに確定申告の手続きをおこないましょう。

インプラントの寿命が来たといえるサイン

以下の症状は、インプラントの寿命や異常を示す重要なサインです。

  • インプラントのぐらつき
  • 噛んだときの痛み
  • 歯茎からの出血や排膿

これらの症状は内部パーツの緩みや破損、あるいは周囲の骨の炎症を示している場合があります。放置すると深刻な状況へ悪化するため、小さな違和感であっても見逃さず初期サインとして捉えることが大切です。

寿命がきたインプラントを使い続けるリスク

インプラントの寿命やトラブルのサインが出ているインプラントを放置して使い続けると、口腔内だけでなく全身の健康や今後の治療の難易度に悪影響をおよぼすリスクがあります。
トラブルのあるインプラントを放置した場合に懸念される危険性を、以下で具体的に理解しておきましょう。

  • インプラントを支える顎の骨が溶けてなくなる
  • 隣り合う天然歯に負担がかかる
  • インプラント周囲炎が悪化する
  • 顎関節症や顔の歪みの原因になる
  • 骨が痩せてインプラント再手術が困難になる
  • 固定が緩んだインプラントを誤って飲み込んでしまう

ひとつずつ解説します。

インプラントを支える顎の骨が溶けてなくなる

インプラントの寿命を迎えたインプラントを放置すると、歯を支えている顎の骨が細菌の炎症によって溶けてなくなるおそれがあります。これは、細菌感染によるインプラント周囲炎が進行し、骨を破壊する破骨細胞の働きが活発化することで起こります。
骨の吸収が進むとインプラント自体が脱落するだけでなく、周囲の健康な骨組織までもが広範囲に失われることも。
大切な土台である顎骨を守るためにも、寿命を迎えたインプラントの放置は絶対に避けましょう。

隣り合う天然歯に負担がかかる

寿命が来たインプラントを使い続けることで、隣接する健康な天然歯に負担がかかる場合があります。正常に噛み合わなくなったインプラントを庇おうとして、周囲の歯に偏った強い力がかかるのが、隣接する歯に悪影響をあたえる原因です。
残されたご自身の歯を守るためにも、インプラントの噛み合わせ異常は早急に改善しなければなりません。

インプラント周囲炎が悪化する

不具合のあるインプラントを放置することで細菌が繁殖し、インプラント周囲炎が悪化するリスクがあります。
緩みや隙間が生じた場所は日常の歯みがきでは汚れを落としきれず、細菌の温床となりやすいです。インプラント周囲炎が悪化すると、激しい痛みや口臭、歯茎からの継続的な排膿を引き起こし、日常生活にも支障をきたす場合があります。
激痛や強い口臭などの深刻な症状を防ぐためにも、悪化する前に適切な処置を受けましょう。

顎関節症や顔の歪みの原因になる

寿命が来たインプラントによる噛み合わせの崩れは、顎関節症や顔の歪みを引き起こす原因となります。左右不均等な噛み合わせを続けていると、顎の関節や周囲の筋肉に偏った負荷がかかり続けるのが、顎関節症や顔の歪みを招く原因です。
顎を動かすたびに音が鳴る、口が開かないといった症状だけでなく、顔の表情筋が歪んで口元に変形が生じることもあります。
全身の健康や見た目の印象への影響を防ぐためにも、崩れた噛み合わせは速やかに整えましょう。

骨が痩せてインプラント再手術が困難になる

骨の吸収が進み顎の骨が痩せ細くなると、将来的なインプラントの再手術自体が困難になる場合があります。
人工歯根を安定して埋め込むためには、十分な骨の厚みや高さ、そしてしっかりとした骨質が必要です。骨が不足している状態では再手術の成功率が下がるだけでなく、高額な骨造成手術をおこなわなければなりません。
将来的に再びインプラントを入れ直したいと考えている場合、骨が失われる前に早めの決断と対応をとることが重要です。

固定が緩んだインプラントを誤って飲み込んでしまう

固定が緩くなったインプラントを放置すると、食事中や睡眠中に誤飲・誤嚥する危険があります。
万が一、気管に入ると誤嚥性肺炎や息苦しさを引き起こし、最悪の場合は緊急手術が必要となることもあります。
誤飲事故といった不慮のトラブルを防ぐためにも、少しでもグラつきを感じたらすぐに医療機関を受診してください。

インプラントの寿命を縮める原因

インプラントの寿命を縮める原因は、以下の6つです。

  • インプラント周囲炎を発症している
  • 毎日のセルフケアや定期メンテナンスが不足している
  • 喫煙習慣がある
  • 歯ぎしり・食いしばりの癖がある
  • 糖尿病や骨粗しょう症の全身疾患を患っている
  • 歯科医師の技術不足やインプラントメーカーの品質が悪い

1つずつご紹介します。

インプラント周囲炎を発症している

インプラントの寿命を縮める原因の1つは、インプラント周囲炎という感染症です。インプラント周囲炎は、歯磨きが不十分でたまった歯垢に含まれる細菌が、歯茎や骨に炎症を起こす病気になります。
インプラントをおこなった箇所は、天然の歯よりも細菌への抵抗力が弱いため、一度感染すると進行が早いのが特徴です。重症化するとインプラントを支える骨が溶けてしまい、最終的にはグラグラして抜け落ちてしまいます。

毎日のセルフケアや定期メンテナンスが不足している

毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期メンテナンスが不足していると、インプラントの寿命を縮めてしまう恐れがあります。自分でおこなうケアだけでは、どうしても落としきれない汚れがあるため、汚れを放置した結果、細菌が繁殖してインプラント周囲炎を引き起こす場合もあります。
インプラントの寿命を縮めないためにも、数カ月に一度はプロによるクリーニングを受け、ネジの緩みや噛み合わせのチェックをおこないましょう。

喫煙習慣がある

たばこを吸う習慣がある人は、吸わない人に比べてインプラントの寿命が短くなりやすい傾向にあります。たばこに含まれるニコチンが血管を縮め、歯茎の血流を悪くするのがインプラントの寿命を縮める原因です。
血流が悪くなると、酸素や栄養が届きにくくなり、免疫力が下がって細菌感染を起こしやすくなります。インプラントを長期にわたって使用するためにも禁煙を心がけましょう。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

無意識のうちにおこなう歯ぎしりや食いしばりは、インプラントに過度な負担をかけ、寿命を縮める原因の1つです。インプラントには天然の歯にある歯根膜というクッションがないため、噛む力がダイレクトに骨に伝わります。そのため、インプラントに強い力がかかり続けると、被せ物が欠けるだけでなく、支えている骨が吸収されて痩せるリスクがあります。
インプラントの寿命を縮ませないためにも、就寝中にマウスピースをつけて、力を分散させる対策が必要です。

糖尿病や骨粗しょう症の全身疾患を患っている

糖尿病や骨粗しょう症といった全身の病気も、インプラントの寿命に悪影響をおよぼすリスクがあります。
糖尿病で高血糖の状態が続くと、免疫力が低下して傷が治りにくくなり、インプラント周囲炎のリスクを高めます。また、骨粗しょう症は骨の強度が低下するため、インプラントを支える力が弱くなる恐れがあるのです。
持病がある場合は、内科の医師と連携し、数値をしっかりコントロールして治療を進めることが大切です。

コラム

糖尿病でもインプラント治療はできる?治療を受けるリスクを解説

インプラント治療は、糖尿病の方でも医師と共にしっかり管理されている場合は可能です。しかし、口腔内や身体の健康状態によって治療を断られる場合もあります。本記事では、インプラント治療は糖尿病でもできるのかについて、治療をおこなうリスクを解説します。

歯科医師の技術不足やインプラントメーカーの品質が悪い

治療をおこなう歯科医師の技術力や、使用するインプラントの品質もインプラントの寿命を左右する重要な要因です。
正確な位置や角度に埋め込まれていなかったり、噛み合わせの調整が不十分だったりすると、特定の場所に無理な力がかかりトラブルの原因になります。また、安価なメーカーの製品は、部品が破損しやすいケースもあります。
インプラントを安心して長く使うために、治療実績が豊富で信頼できる歯科医院とインプラントメーカーを選ぶようにしましょう。

インプラントの寿命を延ばすためのポイント7選

インプラントの寿命を延ばすためのポイントは、以下7つです。

  • 信頼できる歯科医院を選ぶ
  • 毎日の丁寧なセルフケアを徹底する
  • 歯科医院での定期メンテナンスを受ける
  • 歯ぎしり・食いしばりの対策をおこなう
  • 禁煙する
  • 全身疾患を適切に管理する
  • 信頼性の高いインプラントメーカーを選ぶ

それぞれ見ていきましょう。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラントの寿命を延ばす第一歩は、技術力が高く信頼のおける歯科医院を選ぶことにあります。
インプラントは高度な外科手術を伴うため、歯科医師の経験や知識の量によって、仕上がりの精度やその後の持ちに大きな差が出る治療法です。Webサイトで過去の症例数を確認したり、無料カウンセリングを受け、説明が丁寧かを確認したりしましょう。
メリットだけでなく、デメリットやリスクまで誠実に話してくれる医師であれば、治療後も安心して長く通い続けることができます。

毎日の丁寧なセルフケアを徹底する

毎日の丁寧なセルフケアを徹底するのが、インプラントを長持ちさせるポイントです。
インプラントは天然の歯よりも細菌への抵抗力が弱く、汚れがたまると歯茎が炎症を起こしやすくなります。そのため、毎食後の歯磨きはもちろん、歯ブラシが届きにくい隙間にはデンタルフロスや歯間ブラシを使うのが効果的です。
とくに就寝前は時間をかけて丁寧におこない、口腔内の細菌を減らしてから眠るように心がけてください。

歯科医院での定期メンテナンスを受ける

インプラントを長期にわたって維持するためにも、3カ月から半年に1回程度、歯科医院での定期メンテナンスを受けてください。
自分でおこなう歯磨きだけでは、どうしても落としきれない汚れや歯石が残ってしまいます。歯科医院では専用の器具を使って徹底的にクリーニングをおこない、口腔内を清潔な状態にリセットします。
また、ネジの緩みや噛み合わせのズレなど、自分では気づけないトラブルを早期に発見し、重症化する前に対処できるのも定期メンテナンスを受けるメリットです。

コラム

インプラントのお手入れ・メンテナンス方法 | デンタルグッズもご紹介

インプラントを長持ちさせるのは、インプラントに合わせた正しい歯磨きと道具選び、定期的なメンテナンスが重要です。本記事では、インプラントの正しいお手入れ方法を解説します。大切なインプラントを長く快適に使い続けるためにも、今日から正しいセルフケアを実践しましょう。

歯ぎしり・食いしばりの対策をおこなう

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、マウスピースで対策をおこなう必要があります。
インプラントは縦方向の力には強いですが、歯ぎしりのような横揺れの強い力が加わると、部品が壊れたり支えている骨が減ったりする原因になります。
就寝中に装着するナイトガードを歯科医院で作製し、過度な負担から歯を守るのがインプラントを長持ちさせる有効な手段です。無意識のうちに力を入れてしまう癖は自分では直しにくいため、歯科医師に相談して対策をしましょう。

禁煙する

インプラントの寿命を縮めないためには、禁煙をおこなってください。
たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯茎の血流を悪くするため、細菌と戦う免疫力を低下させてしまいます。その結果、インプラント周囲炎にかかるリスクが非喫煙者に比べて高い傾向にあります。
せっかく治療したインプラントを失わないためにも、また全身の健康のためにも、たばこの本数を減らすか、きっぱりとやめる決断が大切です。

全身疾患を適切に管理する

糖尿病や骨粗しょう症の全身疾患がある場合は、内科とも連携して数値を適切に管理するのが重要です。
とくに高血糖の状態が続くと、体の免疫力が落ちて傷の治りが遅くなったり、細菌感染を起こしやすくなったりします。これが原因でインプラントを支える骨が弱くなり、抜け落ちてしまうリスクが高まります。
また、骨粗鬆症の薬を飲んでいる場合も注意が必要なため、持病がある方は必ず歯科医師に伝え、良好な健康状態を維持しましょう。

信頼性の高いインプラントメーカーを選ぶ

インプラント治療を受ける際は、世界的にシェアが高く信頼性の高い以下のようなインプラントメーカーを選ぶのが安心です。

  • ストローマン
  • ノーベルバイオケア
  • アストラテックジンマー(ジマー)
  • 京セラ
  • オステム

インプラントは長い期間使い続けるものですが、将来的に部品の交換や修理が必要になる可能性があります。その際、実績のある大手メーカーの製品の場合、何年経っても交換部品が手に入りやすく、適切な対応が可能です。
逆にマイナーなメーカーだと、会社がなくなって部品が入手できず、修理ができなくなるリスクがあります。
インプラントを長期にわたって安心して使用するためにも、歯科医院が使用しているインプラントを歯科医院のWebサイトやカウンセリングで確認してみましょう。

まとめ

インプラントの寿命が来たら、まずは歯科医院で精密検査を受け、状態に応じて以下の対応が必要です。

  • インプラントの再手術
  • 上部構造の交換
  • 入れ歯やブリッジへの変更

インプラントの寿命やトラブルのサインであるぐらつきや痛みが出た場合、早めに対処すればネジの締め直しや部品交換だけで済むケースもあり、費用や身体的負担を抑えられます。
日頃のケアと定期検診を大切にし、信頼できる医師と一緒にお口の健康を守っていきましょう。
当院では、経験豊富な医師によってインプラント治療をおこなっております。インプラントをご検討中の方は、イオン直結のおくだデンタルクリニック港南台へお気軽にご相談ください。港南台バーズ、ロピアにお越しの際もぜひお立ち寄りください。

この記事の監修者

本院院長 奥田 健太郎

略歴

2002年 日本歯科大学卒業
2002年 歯科医師免許取得
2003年 医療法人京和会梅田歯科 勤務
2005年 医療法人武内歯科医院 勤務
2009年 おくだデンタルクリニック開院 院長就任
2010年 九州大学大学院 博士号(歯学博士) 取得
2010年 九州大学大学院 歯学府 卒業
2011年 医療法人社団 健光会 設立
現在に至る

所属学会

アメリカインプラント学会
日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
AAIDアメリカインプラント口腔学会
日本顎咬合学会