インプラントをやらなきゃよかったと後悔につながるリスクと原因を解説

インプラントをやらなきゃよかったと後悔につながるリスクと原因を解説
  • HOME
  • コラム
  • インプラントをやらなきゃよかったと後悔につながるリスクと原因を解説

失った歯の治療方法としてインプラント治療があります。近年では、インプラント治療への注目も高まり、治療方法の一つとして選択する方も増えてきました。

「インプラント治療に興味はあるけれど、リスクはないのか」
「インプラント治療をしてからやらなきゃよかったと後悔した人はいないのか」

なかなか、失敗談を探しても見つからず、不安を消しきれない方も多いでしょう。
そこでこの記事ではインプラントをやらなきゃよかったと後悔した事例とその対策についてご紹介します。
実際に治療を受けたあと、どんなことで後悔するのかわかれば治療方法の一つとして選択するかどうか決めやすくなります。インプラント治療をするかどうか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

インプラントをやらなきゃよかったと後悔した事例9選

インプラント治療は高い機能性と見た目の自然さが期待できる一方で、治療後に「やらなきゃよかった」と後悔するケースもあります。後悔の原因は、手術にともなうトラブルだけでなく、治療後のメンテナンス不足や事前説明との認識の違いなどさまざまです。

ここでは、インプラント治療で実際に後悔につながりやすいリスクを紹介します。

  • インプラントが顎の骨と結合しなかった
  • 被せ物が脱落・破損した
  • 神経が傷ついた
  • インプラント周囲炎になった
  • 上顎洞炎になった
  • 痛みや腫れが長期間続いた
  • 思っていたより費用がかかった
  • 見た目が不自然になった
  • 噛み合わせがズレた

ひとつずつ見ていきましょう。

インプラントが顎の骨と結合しなかった

インプラントと顎の骨との結合がうまくいかないと、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する場合があります。インプラントは顎の骨としっかり結合してはじめて機能しますが、骨量や骨質が不足していたり、喫煙や糖尿病などの影響があったりすると、十分に結合しないことがあるのです。

インプラントが安定しないと再手術が必要になるケースもあり、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する原因につながります。

被せ物が脱落・破損した

インプラントの被せ物は強度がありますが、強い衝撃や歯ぎしり、噛み合わせの問題などによって脱落や破損が起こる場合があります。

修理や再製作には追加費用がかかるケースもあるため、インプラントをやらなきゃよかったと不満に感じる方も少なくありません。

神経が傷ついた

下顎には重要な神経が通っており、インプラント手術時に神経を傷つけると唇や顎にしびれが残るリスクがあります。CT検査による事前診断でリスクは軽減できますが、神経の正確な位置を見誤ったり、執刀医の技術が不足していたりすると、まれに神経障害が生じるケースもあります。

インプラントの手術で神経が傷つくリスクがあるのは、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する例のひとつです。

インプラント周囲炎になった

インプラントをやらなきゃよかったと後悔する原因として多いのは、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こる病気で、毎日のセルフケアや定期的なメンテナンスを怠ると発症するリスクが高まります。

インプラント周囲炎が進行すると顎の骨が溶け、最終的にインプラントが脱落するおそれがあるため注意が必要です。

上顎洞炎になった

上顎の奥歯にインプラントを埋入する際、上顎洞に細菌感染が起こると上顎洞炎を発症する場合があります。上顎洞炎になると、鼻づまりや頬の痛み、頭痛などの症状が現れ、耳鼻咽喉科での治療が必要になることも。

上顎洞炎もインプラントをやらなきゃよかったと後悔するリスクのひとつです。

痛みや腫れが長期間続いた

インプラント手術後に痛みや腫れが長期間続くのも、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する原因のひとつです。

インプラント手術後は一時的な痛みや腫れが生じるのが一般的ですが、感染や治癒不良などが起こると症状が長期間続く場合があります。

痛みや腫れが長期間続くのは、以下の理由が考えられます。

  • 切開範囲が広く負担が大きかった
  • 傷口の衛生管理が行き届かず二次感染を起こした

思っていた以上に回復に時間がかかり、食事や会話に支障が出ることでインプラントをやらなきゃよかったと後悔につながる場合があるのです。

思っていたより費用がかかった

費用が想定よりかかるのも、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する理由のひとつです。インプラントは自由診療のため、1本あたり数十万円の費用がかかります。さらに、骨造成や再治療、定期メンテナンスなどで追加費用が発生する場合もあります。

事前に総額を十分に確認していないと、予想以上の出費にインプラントをやらなきゃよかったと負担を感じる方も少なくありません。

コラム

インプラントはなぜ高い?理由や費用の負担を抑える方法

インプラントが高額であることから、なかなか治療に踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。そして、インプラントにそれだけの価値があるのか、疑問に思う方も多いはずです。そこでこの記事では、インプラント治療が高い理由を具体的に解説しています。

見た目が不自然になった

インプラントは天然歯に近い見た目を再現できますが、歯茎の状態や人工歯の色・形によっては不自然に見える場合があります。

とくに前歯といった目立つ部位では審美性への不満が後悔につながりやすいため、治療前に仕上がりのイメージを確認するのが大切です。

コラム

前歯のインプラントで後悔する理由は?後悔しないためのポイントを解説

前歯のインプラント治療で後悔するケースには、「インプラント周囲炎になった」「医師の経験不足でインプラント治療に失敗した」「食事中にインプラントが破損した」などが挙げられます。本記事では、前歯のインプラントで後悔する理由や後悔しないためのポイントを解説します。

噛み合わせがズレた

インプラントの高さや角度が適切でない場合、噛み合わせに違和感が生じる場合があります。

噛み合わせのズレを放置すると、周囲の歯や顎関節に負担がかかるリスクがあるため、治療後に違和感がある場合は、早めに歯科医師へ相談しましょう。

インプラントをやらなきゃよかったと後悔を招く原因

インプラント治療で後悔するケースの多くは、治療そのものの問題ではなく、事前の確認不足や術後の管理不足が原因です。インプラントを検討する際は、後悔につながりやすいポイントを把握し、十分な準備を整えるのが大切です。

ここでは、インプラントをやらなきゃよかったと感じる主な原因を解説します。

  • 事前のカウンセリングやリスク説明が不足していた
  • 価格の安さだけで歯科医院を選んだ
  • 歯科医師の専門知識や執刀技術が不足していた
  • 精密な事前診断をおこなわなかった
  • 術後のセルフケアや定期メンテナンスを怠った
  • 喫煙や持病など失敗リスクを高める要因を見落とした
  • 歯ぎしりや食いしばりの癖がある
  • 追加費用や保証の条件を事前に把握していなかった

ひとつずつ見ていきましょう。

事前のカウンセリングやリスク説明が不足していた

インプラントのリスクについて説明をきちんと受けないのは、インプラントをやらなきゃよかったと後悔を招く原因につながります。治療期間や費用、起こりうる合併症などの説明を十分に受けないまま治療を開始すると、「思っていた治療と違った」と後悔するリスクがあるのです。

納得したうえでインプラントを受けるためにも、疑問や不安は事前に解消しておきましょう。

価格の安さだけで歯科医院を選んだ

インプラントの価格だけをみて、歯科医院を選ぶのは、インプラントをやらなきゃよかったと後悔を招く原因のひとつです。価格の安さだけを重視すると、検査体制やメンテナンス体制が十分でない場合があります。

費用だけで判断せず、治療実績や設備、保証制度なども総合的に確認して歯科医院を選ぶのが重要です。

歯科医師の専門知識や執刀技術が不足していた

歯科医師の技術不足も、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する原因になります。

インプラントは高度な専門知識と技術が必要な治療です。歯科医師の経験や技術が不足していると、インプラントが骨と結合しない、神経を傷つけるなどのトラブルが発生するリスクがあります。

安心して治療を受けるためには、歯科医師の実績や症例数を確認するのが大切です。

精密な事前診断をおこなわなかった

事前の精密検査が不十分だと、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する場合があります。インプラントは外科手術が必要な治療であるため、顎の骨の量や質、神経や血管の位置を正確に把握しないまま手術をおこなうと、術後のトラブルにつながるリスクがあります。

歯科用CTを活用した精密検査をおこない、治療計画を立てるのがインプラントで後悔しないためのポイントです。

術後のセルフケアや定期メンテナンスを怠った

インプラントをやらなきゃよかったと後悔する原因には、セルフケアや定期的なメンテナンスの不足が考えられます。

インプラントは治療が終われば安心というわけではありません。毎日のセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎を発症し、最悪の場合はインプラントを失う場合があります。

インプラントを長く使い続けるためには、治療後の管理が重要です。

喫煙や持病など失敗リスクを高める要因を見落とした

喫煙を続ける、持病の管理が不足すると、インプラントをやらなきゃよかったと後悔する原因につながります。喫煙や糖尿病などは、インプラントと骨の結合不良や感染リスクを高める原因です。

事前に全身の健康状態を把握し、必要に応じて生活習慣の改善や持病のコントロールをおこなうのが、インプラントの成功率を高めるポイントです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、インプラントをやらなきゃよかったと後悔するリスクが高まる場合があります。

インプラントは天然歯と異なり、歯根膜によるクッション機能がないため、強い噛む力の影響を直接受けやすいです。歯ぎしりや食いしばりによって過度な負担がかかると、人工歯の破損やネジのゆるみ、インプラント周囲の骨へのダメージなどを引き起こす場合があります。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、事前に歯科医師へ相談したうえでインプラント治療を検討しましょう。

追加費用や保証の条件を事前に把握していなかった

インプラントは、骨造成といった追加処置が必要になる場合があります。また、保証制度にも適用条件が設けられていることがほとんどです。

治療後に想定外の出費で後悔しないためにも、治療前に総費用や保証内容を確認しておきましょう。

インプラントで後悔しないための対策

ここまでご紹介した後悔事例ばかりみていると、インプラント治療を選択しない方が良いのではと考える方もいるでしょう。しかし、事前に対策することで失敗を防止することはもちろん可能です。
そこで、5つの対策方法を解説していきます。

  • 実績豊富な歯科医師を選ぶ
  • 手術前にしっかりと検査を受ける
  • インプラント治療のリスクを理解する
  • 費用相場を把握し価格の安さだけで決めない
  • 保証制度の適用条件や範囲を事前に確認する
  • 毎日のセルフケアと定期メンテナンスを徹底する
  • セカンドオピニオンを検討する

インプラント治療を視野に入れている方は、治療前の心構えとして参考にしてください。

実績豊富な歯科医師を選ぶ

インプラント治療はすべての歯科医師が同じレベルでできる治療ではありません。経験豊富な歯科医師もいれば、ほとんど治療をしたことがない歯科医師もいます。手術中の失敗などを恐れるのであればインプラント治療の実績が豊富な歯科医師を選びましょう。
また、実績が豊富だからといって安心できるわけではありません。治療におけるリスクや費用、治療計画など納得するまで説明してくれるかも大切です。親身に話を聞いてくれるか、自分との相性が良い歯科医師を選ぶようにしましょう。
インプラント治療は治療が終わった後でも長く付き合いが発生するので、自分と相性が良い歯科医師かどうかが重要です。

手術前にしっかりと検査を受ける

インプラント治療はすべて同じと考える方もいるでしょう。しかし、受ける人それぞれ治療計画は異なります。同じ口腔内を持つ方はいませんので、自分に合った治療方法で進める必要があります。
そのため、必要なのは事前の検査はしっかりと受けてください。問診はもちろん、CT撮影なども口腔内の状況を把握するのに必要な検査です。どれだけ口腔内の状況を把握し、それに合わせた治療計画を立てられるかが重要といえます。
綿密な治療計画はトラブル回避の近道となります。

インプラント治療のリスクを理解する

インプラントに限らず、どんな治療であってもリスクは一定数存在します。その中でもインプラントは外科手術を伴う治療ですので、リスクについてきちんと理解している必要があるでしょう。
歯科医院の中にはインプラント治療におけるリスクまで説明をしてくれない医院もあります。リスクやデメリットといったマイナスな点も踏まえてきちんと説明してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。
また、自分でインプラント治療について調べるのも重要です。インプラントのトラブルの中には、原因が自分にあるケースも存在します。自分の身を守る意味でも、インプラント治療のリスクは事前に理解しておきましょう。

費用相場を把握し価格の安さだけで決めない

インプラントをやらなきゃよかったと後悔しないためには、インプラントの費用だけを見て歯科医院を決めないのが大切です。

インプラントの費用は歯科医院によって異なります。費用だけで判断せず、治療内容や設備、アフターケアまで含めて比較検討しましょう。

保証制度の適用条件や範囲を事前に確認する

インプラントで後悔しないためにも、事前に保証制度の条件や範囲を確認しておきましょう。

多くの歯科医院ではインプラントの保証制度を設けていますが、適用条件や保証期間は医院ごとに異なります。定期メンテナンスの受診が条件となるケースが多いため、治療前に保証内容を確認しておくのが大切です。

毎日のセルフケアと定期メンテナンスを徹底する

インプラントをやらなきゃよかったと後悔しないためにも、日々の丁寧な歯磨きと定期メンテナンスを怠らないようにしましょう。

インプラントを長持ちさせるためには、治療後の管理が欠かせません。毎日の丁寧な歯磨きに加え、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けると、インプラント周囲炎といったトラブルを予防できます。

セカンドオピニオンを検討する

もし、治療計画や費用、あるいは医師の説明に少しでも疑問や不安を感じた場合は、別の歯科医院で「セカンドオピニオン」を受けることをためらってはいけません。

インプラントは高額で、やり直しが難しい治療です。複数の専門家の意見を聞くことで、提示された治療法が本当に最適なのか、もっと良い選択肢はないのかを、客観的に判断できます。

ご自身が心から納得して治療を受けることが、後悔しないための最後の砦となります。

まとめ

インプラントをやらなきゃよかったと後悔した事例についてご紹介しました。治療後の後悔は歯科医院のミスはもちろん、自分の理解不足やメンテナンス不足も関係しています。治療後に後悔しないためにも事前に治療への理解を深めておくと良いでしょう。

インプラントは失った歯の治療として満足度の高い治療でもあります。治療後に後悔しないよう、歯科医院選びから治療後のメンテナンスまで正しい知識をもって行動しましょう。

当院ではインプラント治療をおこなっております。インプラントをご検討中の方は、イオン直結のおくだデンタルクリニックへお気軽にご相談ください。港南台バーズ、ロピアにお越しの際もぜひお立ち寄りください。

この記事の監修者

本院院長 奥田 健太郎

略歴

2002年 日本歯科大学卒業
2002年 歯科医師免許取得
2003年 医療法人京和会梅田歯科 勤務
2005年 医療法人武内歯科医院 勤務
2009年 おくだデンタルクリニック開院 院長就任
2010年 九州大学大学院 博士号(歯学博士) 取得
2010年 九州大学大学院 歯学府 卒業
2011年 医療法人社団 健光会 設立
現在に至る

所属学会

アメリカインプラント学会
日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
AAIDアメリカインプラント口腔学会
日本顎咬合学会