インプラントと差し歯の違いを徹底比較!メリット・デメリットを解説

インプラントと差し歯の違いを徹底比較!メリット・デメリットを解説
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歯科治療を検討する際、「インプラント」と「差し歯」のどちらを選ぶべきか迷われる方は少なくありません。両者の決定的な違いは、土台となる歯の根っこ(歯根)が残っているかどうかという点にあります。
この記事では、インプラントと差し歯の仕組みの違いをはじめ、費用、治療期間、寿命、メンテナンス方法まで徹底比較していきます。
それぞれのメリット・デメリットを正しく理解することで、ご自身の将来の健康を守るために最適な選択ができるようになります。失った歯の機能を回復し、自信を持って食生活や会話を楽しむために、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントと差し歯の決定的な違いは歯根の有無

インプラントと差し歯の決定的な違いは、歯根があるかどうかという点です。
差し歯は、口の中に残っている自分の歯根を土台にして人工の歯を被せる治療です。一方、インプラントは歯根ごと失った場合に、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込んで土台をつくるところから始める治療になります。
そのため、差し歯は自分の歯根が残っていなければ受けられない治療です。歯根が残っているかどうかによって、選択できる治療法が変わる点をまず理解しておきましょう。

インプラントと差し歯の違い

インプラントと差し歯は、治療の仕組みだけでなく、以下の項目でも違いがあります。

  • 治療期間
  • 費用
  • 寿命
  • 見た目
  • メンテナンス

どちらの治療法が自分に合っているかを判断するためには、それぞれの特徴をきちんと把握しておくことが大切です。それぞれ解説します。

治療期間

インプラントと差し歯では、治療にかかる期間に大きな差があります。

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込んだあと、骨としっかり結合するまでの期間を待つ必要があるため、治療完了まで最短でも3カ月、長い場合は1年程度かかることがあります。
一方、差し歯は自分の歯根を土台として使うため、歯根の状態が良ければ型取りから被せ物の装着まで数回の通院で完了するケースが多く、治療期間は1カ月前後が目安です。
じっくりと治療に取り組める方はインプラント、治療を急ぎたい方には差し歯が向いているといえるでしょう。

費用

費用面では、差し歯のほうがインプラントより安く抑えられる場合がほとんどです。
インプラントは全額自由診療(自費)となり、1本あたり40〜50万円前後の費用がかかるのが一般的です。複数本の治療が必要な場合はさらに総額が高くなるため、事前にしっかりとした資金計画を立てる必要があります。
対して差し歯は、保険適用の素材を選べば数千円程度、自費診療の白いセラミック素材を選んだ場合でも1本あたり数万〜10数万円程度に抑えられる場合がほとんどです。
費用面を重視する場合は、両者の差を考慮して慎重に比較検討することが大切です。

寿命

寿命の面では、適切なケアを続けることを前提に、インプラントのほうが長持ちしやすいとされています。
インプラントは、チタン製の人工歯根が骨と強固に結合するため、適切なメンテナンスを続ければ10〜15年以上という長期間の使用が可能です。一方、差し歯は自分の歯根をそのまま活用しますが、その歯根自体が虫歯になったり割れたりすると、差し歯そのものが維持できなくなるリスクを伴います。
寿命の面では、土台の安定性が高いインプラントの方が長持ちしやすいとされていますが、いずれの治療も上部の被せ物(クラウン)については数年ごとの交換が必要になる場合があります。

見た目

見た目の自然さという点では、どちらの治療も素材の選び方次第で美しい仕上がりを目指せます。
インプラントは、歯ぐきとの接合部分が極めて自然に見えやすく、前歯への適用でも周囲に気づかれにくい美しい仕上がりになります。上部の被せ物にセラミックを用いることで、天然歯のような透明感を再現できます。
同様に差し歯も、自費診療のセラミック素材を選べば非常に美しく仕上がりますが、保険適用の素材を選ぶと金属が透けて見えたり、経年劣化で歯ぐきとの境目が黒ずんだりすることがあります。
見た目の自然さを長期にわたって維持したい方には、インプラントや自費の差し歯が選ばれやすい傾向にあります。

メンテナンス

メンテナンスの方法と手間は、インプラントと差し歯で共通する部分もありますが、注意点が異なります。
インプラントは、虫歯にはなりませんが「インプラント周囲炎」という歯周病に似た感染症のリスクがあるため、歯間ブラシ等を用いた徹底した日々の清掃が不可欠です。一方、差し歯の場合は、被せ物と自分の歯根の境目に汚れが溜まりやすく、内側から虫歯が再発しないよう丁寧なブラッシングが求められます。
どちらの治療法を選んでも、インプラント周囲炎や二次虫歯を防ぎ長持ちさせるためには、ご自宅でのセルフケアと歯科医院での定期的なプロによるクリーニングが共通して重要になります。

インプラントとは

インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。失った歯を、根っこの部分から再現するため、天然の歯に最も近い機能と見た目を取り戻せる治療として知られています。
インプラントの特徴とメリット・デメリット、そして向いている人について解説していきます。

インプラントの特徴

インプラントの最大の特徴は、人工歯根を顎の骨に直接固定するという構造にあります。
インプラント体に用いられるチタンは、骨と結合しやすい性質を持っており、埋め込んだ後に骨としっかりなじむことで強固な土台ができあがります。この構造により、入れ歯のようにずれる心配がなく、食事中も安定した噛み心地を実現可能です。
また、1本単位で治療できるため、失った歯の数に応じて柔軟に対応できる点も特徴です。
治療には外科手術が伴いますが、局所麻酔をおこなうため術中の痛みはほとんど感じません。

インプラントのメリット

インプラントには、ほかの治療法にはない以下のようなメリットがあります。

  • 噛み心地が天然の歯に近い
  • 見た目が自然で美しい
  • 周囲の健康な歯に負担をかけない
  • 取り外しの手間や違和感がない
  • 顎の骨が痩せるのを防ぐ

以下でくわしく解説します。

噛み心地が天然の歯に近い

インプラントは人工歯根を顎の骨に固定する構造であるため、噛んだときの感触が天然の歯に非常に近いです。
入れ歯は噛む力が天然歯と比べて大幅に低下するとされており、硬い食べ物を食べにくいと感じる方も少なくありません。ですがインプラントであれば、骨にしっかりと固定されているため力強く噛めます。食べ物の硬さや食感を感じやすく、食事の満足感を高められるのが大きな魅力です。
噛む力の回復は消化機能の助けにもなり、全身の健康維持にもつながります。

見た目が自然で美しい

インプラントは、上部に装着するクラウンにセラミックなどの素材を使うことで、周囲の歯に調和した自然な見た目を実現できます。入れ歯やブリッジと比較して、歯ぐきとの境目が自然になじみやすく、前歯に適用した場合でも人工歯だと気づかれにくいです。
また、顎の骨に人工歯根を埋め込む構造であるため、周辺の骨が吸収されにくく、歯ぐきのラインが崩れにくい点も美しい見た目を長く保てる理由のひとつです。
見た目を重視する方にとって、インプラントは満足度の高い選択肢になります。

周囲の健康な歯に負担をかけない

インプラントは、失った歯の部分だけで治療が完結するため、隣り合う健康な歯を削ったりバネをかけたりする必要がありません。
ブリッジでは両隣の歯を削って土台にする必要があり、入れ歯では隣の歯にバネをかけて固定します。いずれも残っている健康な歯に何らかの負担をかけることになります。
一方インプラントであれば、健康な歯への影響を最小限に抑えながら治療をおこなえます。将来的にも口腔全体の歯を守りやすくなる点は、長期的に見た際の大きなメリットです。

取り外しの手間や違和感がない

インプラントは口の中に固定されているため、入れ歯のように毎日取り外して洗浄する必要がありません。
入れ歯は就寝前に外したり、食後に洗ったりと、日常的な手間がかかります。装着時に違和感や異物感を覚える方も少なくありません。
インプラントであれば通常の歯磨きと同じ要領でケアできるため、日々の管理がシンプルです。口の中に自分の歯があるときと同じ感覚で過ごせるため、生活の中でインプラントを意識する場面が少なく、ストレスなく使い続けられます。

顎の骨が痩せるのを防ぐ

インプラントは、顎の骨が痩せるのを防ぐ効果があります。
歯を抜いたままにしておくと、その部分の顎の骨は刺激を受けなくなり、徐々に吸収されて痩せていきます。入れ歯やブリッジは歯根を再建できないため、骨が吸収される流れを根本的に止めることはできません。
一方インプラントは、人工歯根を骨に埋め込むことで噛む際の刺激が骨に伝わり、骨の吸収を抑える働きがあります。顎の骨の形を保てることは、顔の輪郭の崩れを防ぐことにも直結します。

インプラントのデメリット

インプラントはメリットが多い治療ですが、以下のようなデメリットも存在します。

  • 外科手術が必要になる
  • 治療費が高い
  • 治療期間が長い
  • 顎の骨の状態によっては治療できない
  • 術後の徹底したケアが必要

事前にしっかりと把握しておきましょう。

外科手術が必要になる

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込むための外科手術が必要です。局所麻酔をおこなうため手術中の痛みは抑えられますが、術後に腫れや痛みが数日間続くことがあります。
また外科手術を伴うため、糖尿病や心疾患などの全身疾患がある方は、治療を受けられない場合や事前に主治医との連携が必要になるケースに注意が必要です。

治療費が高い

インプラント治療は基本的に自由診療のため、基本的に費用はすべて自己負担です。1本あたりの治療費は40〜50万円程度が目安であり、複数本の治療が必要な場合はさらに高額になります。また骨の状態が不十分で骨造成(こつぞうせい)が必要になった場合は、追加で費用がかかることもあります。
差し歯やブリッジと比較すると費用の負担は大きく、治療前に費用の全体像を確認しておくことが欠かせません。分割払いやデンタルローンに対応している歯科医院もあるため、支払い方法についても事前に相談するとよいでしょう。

治療期間が長い

インプラント治療は、ほかの歯の治療法と比べて期間が長くなります。人工歯根を埋め込んだ後、顎の骨とインプラントが結合するまでに数カ月の待機期間が必要になるためです。また顎の骨の量が不足している場合は骨造成をおこなう必要があり、さらに期間が延びることがあります。
通院回数も複数回にわたるため、仕事や生活スケジュールへの影響を考慮しながら治療計画を立てることが大切です。

顎の骨の状態によっては治療できない

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、骨の量や密度が不十分な場合は治療が難しくなります。
骨の量が足りない場合は骨造成とよばれる骨を増やす処置をおこなうことで対応できるケースもありますが、すべての方に適用できるわけではありません。事前のCT検査で骨の状態を詳しく確認し、インプラントが可能かどうかを判断してもらうことが最初のステップです。

術後の徹底したケアが必要

インプラントは、治療が完了したあとも長く良好な状態を維持するために、日々のケアが欠かせません。
インプラントは虫歯にならない一方で、インプラント周囲炎と呼ばれる感染症のリスクがあります。磨き残しや口腔内の汚れが原因で細菌が繁殖すると、インプラントを支える骨や歯ぐきが傷ついてしまいます。
毎日の歯磨きや歯間ブラシ・フロスを使ったケアに加え、歯科医院での定期的なメンテナンスを続けることが必要です。

インプラントが向いている人

インプラント治療は、以下のような方に適しています。

周囲の健康な歯を守りたい方 ブリッジのように隣の歯を削る必要がないため、残っている歯の寿命を延ばせます。
天然歯に近い噛み心地を求める方 顎の骨に直接固定されるため、硬いものも違和感なくしっかりと噛めます。
入れ歯に抵抗がある方 ガタつきや取り外しの手間がなく、自分の歯と同じ感覚でストレスなく過ごせます。
顎の骨の量が十分にある方 インプラントを支える土台となる骨に、一定の厚みや密度が必要です。
メンテナンスを継続できる方 毎日の丁寧なセルフケアと定期的な歯科検診を欠かさないことが、長持ちさせる最大の鍵となります。

喫煙習慣がなく、全身の健康状態が良好な方であれば、より高い成功率で治療を受けられます。

差し歯とは

差し歯とは、虫歯や歯の破折(はせつ)などによって歯の大部分が失われた場合に、口の中に残っている自分の歯根を土台として人工の歯を被せる治療法です。正式には「歯冠補綴(しかんほてつ)」と呼ばれ、歯根が健全な状態で残っていることが治療の前提条件になります。
被せる素材によって見た目や費用が異なり、保険適用の金属素材から自費診療の白いセラミックまで、さまざまな選択肢があります。

差し歯の特徴

差し歯の最大の特徴は、自分の歯根をそのまま土台として活用する点です。歯根が残っているため、顎の骨への手術が不要で、治療への身体的な負担が比較的小さくて済みます。
また、残存する歯根に合わせてコアと呼ばれる補強材を入れ、その上に人工の歯冠(クラウン)を装着するという手順で治療がおこなわれます。インプラントのように骨と結合させる工程がないため、通院回数が少なく、治療期間も短めです。
使用する素材や口腔内の状態によって仕上がりや耐久性が変わる点も、差し歯の特徴のひとつです。

差し歯のメリット

差し歯には、以下のようなメリットがあります。

  • 治療期間が短い
  • 費用を安く抑えられる
  • 外科手術が不要で身体への負担が少ない

それぞれくわしく解説します。

治療期間が短い

差し歯はインプラントと比べて、治療にかかる期間が短く済みます。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、骨としっかり結合するまで数カ月の待機期間が必要です。一方、差し歯は歯根の状態が良ければ、型取りからクラウンの装着まで数回の通院で完了するケースが多く、1カ月前後が一般的な目安となります。
通院の回数や時間を少なく抑えたい方、早期に治療を終わらせたい方にとって、差し歯は現実的な選択肢となるでしょう。

費用を安く抑えられる

差し歯は素材によっては保険が適用されるため、インプラントよりも費用を大幅に安く抑えられます。
保険適用の素材を使用する場合、自己負担額は数千円程度が目安です。自費診療のセラミック素材を選んだ場合でも、1本あたり数万〜10数万円程度が一般的な相場となります。
インプラントは1本あたり40〜50万円前後の費用がかかるため、費用面だけで比較すると差し歯のほうが経済的な負担は少なくなります。治療費を重視する方や、複数の歯を治療する必要がある方には費用面での優位性が大きい選択肢です。

外科手術が不要で身体への負担が少ない

差し歯は自分の歯根を土台として使う治療であるため、顎の骨に手術をおこなう必要がありません。差し歯は歯ぐきや骨を直接傷つけることなく治療を進められるため、身体への負担が少ない点がメリットです。
持病がある方や、手術に不安を感じる方にとっても、差し歯は取り組みやすい治療法のひとつといえます。

差し歯のデメリット

差し歯にはメリットがある一方で、把握しておくべきデメリットもあります。以下の4点です。

  • 外科手術が不要で身体への負担が少ない
  • 部位によっては不向きなことがある
  • 保険適用の場合は見た目や強度に難がある
  • 虫歯の再発に気づきにくい

詳しく解説します。

歯根が残っていないと治療できない

差し歯は自分の歯根を土台にする治療であるため、歯根が残っていないと選択できません。虫歯が重度に進行して歯根ごと抜歯が必要になった場合や、事故などで歯が根元から失われた場合は、差し歯での治療は不可能です。
また、歯根が残っていても、ひびが入っていたり腐食が進んでいたりする場合は、差し歯の土台として使えないと判断されることがあります。
歯根の状態によって治療の選択肢が左右される点は、差し歯の大きな制約のひとつです。

部位によっては不向きなことがある

差し歯は部位によって向き不向きがあり、とくに噛む力が強くかかる奥歯への適用では注意が必要です。
奥歯は咀嚼時に大きな力がかかるため、差し歯の土台となる歯根や被せ物が破損するリスクが前歯より高くなります。素材によっては奥歯への荷重に耐えられず、数年で割れてしまうケースもあります。
保険適用素材は強度に限界がある場合もあるため、部位や噛み合わせの状態をもとに歯科医師と相談したうえで素材を選ぶことが大切です。

保険適用の場合は見た目や強度に難がある

保険適用の差し歯は、費用を抑えられる反面、見た目や強度の面で制限があります。
保険の範囲内で使える素材は金属やレジン(プラスチック)が中心であり、金属が目立ったり、時間とともに変色したりすることがあります。審美面を重視する方には満足しにくい仕上がりになる場合があるでしょう。
強度の面でもセラミックなどの自費素材と比べると耐久性が劣ることがあり、割れや欠けが生じやすいケースも見受けられます。
長期的な使用を見据えると、素材の選択は重要な判断ポイントです。

虫歯の再発に気づきにくい

差し歯の下に残っている自分の歯根は、依然として虫歯になるリスクがあります。被せ物と歯根の境目に汚れや細菌が入り込むと、内側から虫歯が進行することがあるのです。被せ物の内側で進むため、自覚症状が出にくく、気づいたときには虫歯がかなり進行しているケースも少なくありません。
定期的に歯科医院でレントゲンや検診を受けて、早期発見に努めることが非常に大切です。日々のブラッシングで境目を丁寧にケアする習慣も、再発予防に直結します。

差し歯が向いている人

差し歯による治療は、以下のような方々に向いています。

自分の歯の根が残っている方 差し歯は残った歯根を土台にする治療のため、根が健全な状態で残っていることが大前提となります。
短期間で治療を終えたい方 インプラントのように骨との結合を待つ必要がなく、数回の通院(約1カ月前後)で完了するケースが多いです。
費用を安く抑えたい方 保険適用の素材を選べば数千円程度で治療が可能で、自費診療を選んだ場合でもインプラントより安価です。
外科手術を避けたい方 顎の骨を削るような手術が必要ないため、全身疾患がある方や体力に不安がある方でも安心して受けられます。
二次虫歯の予防に努められる方 被せ物と歯根の境目に汚れが溜まりやすいため、再発を防ぐための丁寧なセルフケアと定期検診が重要です。

まずはレントゲン等で「歯の根の状態」を確認し、土台として活用できるか診断を受けることが第一歩となります。

インプラントと差し歯で迷ったときの判断基準

インプラントと差し歯のどちらを選ぶかは、歯根が残っているかどうかが最初の判断基準になります。
歯根が失われている場合は差し歯を選べないため、インプラントや入れ歯・ブリッジが選択肢になります。歯根が残っている場合は、費用・治療期間・見た目・身体への負担の4つのポイントで比較するとよいでしょう。
費用を抑えて短期間で治療を終えたい場合は差し歯が向いており、天然歯に近い噛み心地や長期的な耐久性を重視する場合はインプラントが有利です。また、持病がある方や外科手術に不安がある方は差し歯のほうが身体的な負担を抑えられます。
どちらの治療法も一長一短があるため、口腔内の状態や生活スタイルをもとに歯科医師とじっくり相談して決めることが大切です。

インプラントと差し歯の治療の流れ

ここからは具体的な治療の流れについてご紹介します。クリニックや治療方法によって異なる点もありますが、基本的な流れは同じです。

インプラントの治療の流れ

インプラントの治療では初めにカウンセリングがある点が特徴です。大きな治療になるため、費用面や治療の計画について相談を進め、双方が納得した状態で治療を開始します。
カウンセリングから始まる流れについてご紹介します。

  1. 初診、問診、カウンセリング
  2. 診断、精密検査、治療計画作成
  3. インプラント埋め込み手術
  4. 抜糸、仮歯調整、経過観察
  5. 被せ物の装着
  6. 定期的なメンテナンス

初診ではインプラント治療をしたい旨を医師に相談し、インプラント治療についての説明を受けます。治療において不安な点はここで解消しておきましょう。治療を進めるとなった場合は精密検査をして、お口の状態を明確にし、治療計画を立てます。
その後インプラント体を埋め込む手術をし、期間を開けて抜糸や仮歯を調整します。インプラント体と顎の骨がくっついた段階で被せ物を装着し、治療は終わりです。その後定期的なメンテナンスで通院が必要になります。

差し歯の治療の流れ

差し歯の治療は通常の歯科診療と変わりません。差し歯の治療の流れについてご紹介します。

  1. 診断、診察
  2. 虫歯の治療
  3. 歯根の治療
  4. 土台作り
  5. 差し歯の取り付け
  6. 定期メンテナンス

初診ではお口の状態を把握し、虫歯の治療から開始します。虫歯の治療が終わり次第、歯根の治療をします。歯根の治療とはメインは神経の治療です。症状によって歯根の治療が長引くケースもありますので覚えておきましょう。
その後、被せ物を被せるために土台作りをして差し歯の取り付け、噛み合わせを調整して治療終了です。その後の定期的なメンテナンスはインプラントと同じです。

まとめ

インプラントも差し歯も失った歯の治療方法です。インプラントは歯根が残っていない場合でもおこなえる治療で、差し歯は歯根が残っていないとできない治療です。インプラントは自由診療になるため費用が高額で、治療期間も長くなりますが綺麗な歯を手に入れられます。差し歯は費用を抑え、短い期間で治療ができます。
それぞれメリットとデメリットがありますので、自分に合う治療を選び、医師に相談しましょう。
当院ではインプラント治療をおこなっております。インプラントをご検討中の方は、イオン直結のおくだデンタルクリニックへお気軽にご相談ください。港南台バーズ、ロピアにお越しの際もぜひお立ち寄りください。

この記事の監修者

本院院長 奥田 健太郎

略歴

2002年 日本歯科大学卒業
2002年 歯科医師免許取得
2003年 医療法人京和会梅田歯科 勤務
2005年 医療法人武内歯科医院 勤務
2009年 おくだデンタルクリニック開院 院長就任
2010年 九州大学大学院 博士号(歯学博士) 取得
2010年 九州大学大学院 歯学府 卒業
2011年 医療法人社団 健光会 設立
現在に至る

所属学会

アメリカインプラント学会
日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
AAIDアメリカインプラント口腔学会
日本顎咬合学会